Employee Roundtable 社員座談会
デリア食品の未来を担う
2021年入社・若手社員座談会

2021年、コロナ禍により行動制限が厳しかったときに入社した若手社員たち。
研修がすべてリモートだったなど、特殊な状況を経ての入社でした。
あれから3年がたち、全国津々浦々それぞれの業務で忙しい日々を送る4人が集まり、
当時のこと、そしてこれからのことについて語り合いました。
座談会メンバー
-
K.I.
株式会社セトデリカ
購買課
製品の原料の発注・在庫管理などを担当。 -
Y.N.
デリア食品株式会社
東京支店営業六課
ドラッグストアをメインに営業を担当。 -
R.N.
株式会社イシカリデリカ
生産課
製品の盛付包装ラインを担当。商品開発にも携わる。 -
K.T.
デリア食品株式会社
東北支店営業課
スーパーマーケットをメインに営業を担当。
入社から3年。
互いに初めて知る
それぞれの場所での活躍
――みなさん、入社前にはどんな展望や夢をもってデリア食品に入られたのですか?
K.T.僕は食品に関することに携わりたいという気持ちがありました。高校時代に部活で健康管理の大事さを身をもって感じたため、食を通して健康になるということに興味がありました。その流れで大学時代もそういうことを学べる学部を選んだので、漠然と食品メーカーに絞られていたのですが、その中でもお惣菜という日常的に口にするものを通じて多くの人が健康になってもらえたらいいなと思い、そういう部分に関われるデリア食品に入社しました。

R.N.私もK.T.さんと一緒です。食べることがもともと好きだったのと、小学校からバスケットボールをやっていたため、体作りにおいて食べることはすごく重要だと感じていました。それに加えて、「チームで仕事ができる」会社に入りたいと思っていたのですが、デリア食品はその2つの部分で自分が働く姿をいちばんイメージできたので入社を決めました。
Y.N.私は大学のときに管理栄養士の資格を取得するコースに属していたので、職業として「食」に関わりたいという気持ちがいちばん大きかったです。デリア食品に決めたのは、商品開発やモノづくりに携わりたいと思ったのと、営業をはじめ、たくさんの人と接する機会が多い仕事だという部分に魅力を感じたのが大きな理由ですね。
K.I.自分も小さいころからスポーツをやっていたので、食の大切さを感じていました。私たちは入社時期がコロナ禍で、外出制限があったことで外でご飯が食べられない時期を経験していました。お惣菜というのは、買ってきてすぐに食べることができるので、デリア食品は「家庭の台所の代わりになれる」というところに魅力を感じました。
――今、話に上がったコロナ禍の2021年に入社し、現在4年目というのがみなさんの共通項ですが、そういう特殊な時期での入社というのはどうでしたか?
Y.N.私たちの就職活動が始まるタイミングがコロナの行動制限がいちばん厳しかったときでした。企業側の対応としてもそういう事態が初めてだったため、難しいところも多かったと思います。
R.N.入社してからも研修がリモートでしたし、入社式はありましたが、それ以外で同期で集まるという機会がなくて……。じつは、今日集まった中でも4年ぶりに会う人もいます(笑)。そういう特殊な世代だったなと思います。

K.I.ただ、そんな中でも「この会社でよかった」と思えたことがありました。セトデリカは、一年365日稼働している会社なので、出社の機会も他社に比べて多かったため、先輩方と交流する機会も多く、入社後の不安な時期も直接相談できたのはありがたかったですね。
K.T.今年、ようやく4年目研修で同期に対面で会うことができました。4年前と違って、もう新入社員同士で頑張ろうという時期ではなくなっていたのですが、後輩もできて自分が先輩になり、仕事の大変さを共有し合えたことで、同期とも距離が近づいた気がします。
――仕事の大変さを共有するという話が出ましたが、4年目になり、仕事を任せられることも多くなってきていると思います。やりがいを感じるのはどんなときですか?
R.N.私は生産課でありながら、商品開発にも携わっているので、同時進行でやらなくてはならないことも多く、その状況に対応するのが大変だと感じることもあります。そういう大変な場面を先輩や後輩などまわりの方々と協力して乗り越えたり、改善につなげられたりしたときにはすごくやりがいを感じます。

Y.N.私は開発と一緒に商品を作ることがあり、そのとき、開発の方が、自分の意見を正面から受け止めてくださって、それを実現するためにはどうすればいいかを真剣に考えてくれます。まだ新人だからということはなく、「まずは自分でやってみなさい」と、ある程度任せてくれる環境がこの会社にはあるんですよね。自分なりにまわりの方々を巻き込んで商品を形にできたときはいちばんやりがいを感じる瞬間です。
K.T.Y.N.さんとかぶるところもあるのですが、担当店の実績がよかったときは営業としてうれしいですし、取引先の方と信頼関係ができているときは、やりがいを感じられる瞬間です。そして、チームで何かを成し遂げるということが好きなので、商品開発の方と一緒に作ったものが好評だったりするとうれしいですね。
K.I.僕は原料の調達をメインの仕事にしているので、一番のやりがいは「製造を滞らせない、そして営業サイドに欠品をさせない」ということです。通常通りに工場が動くということが、シンプルですが一番のやりがいですし、日々のモチベーションにつながっています。
Y.N.営業側からすると、K.I.さんが「製造を滞らせないこと」と言い切ってくれるのはすごくありがたいし、心強いですよね。こういう想いを持って生産の方が仕事をしていることを知れて、とてもうれしいです。
K.T.僕も今、話を聞いていて、みんながやっていることがすごく専門的になっているんだなと驚きました。ひと言で「生産」「営業」と言っても、それぞれが違う動きや業務をしているし、その幅広さがすごいなと感じます。
R.N.私は商品開発にも携わっているので、営業と商品を作ることもありますが、営業がコンセプトをしっかり決めて、それを提示してくれるので、私たちも作りやすいです。お互いが協力しながら良いものを作り上げることの大事さを日々感じています。

デリア食品の良さは
「人」にあると思う!
――会社としてめざす姿として、【みんなに「やさしい」を届けよう。】を掲げています。これからを担うみなさんは、この言葉をどんなふうに受け止めていますか?
R.N.最初にその言葉を聞いたときは、「なんてやさしい会社なんだ」と思いました。イシカリデリカの社長がよく口にされているのが「三方良しを大事にしてください」ということです。売り手と買い手、そして社会、その中でやさしさの連鎖が起こることで、より多くの方を幸せにできるのではないかと理解できるようになってきました。
K.I.R.N.さんの言ったことに近いのですが、最終的なお客様だけでなく、私の立場で言うなら原料の調達先やその先にいる生産者の方、そういう方々もすべて含めて【みんなに「やさしい」を届けよう。】が求められている気がします。関わる方々に思いやりをもって接することで、結果的に自分たちの思いが詰まった商品を届けられるのだろうなと思います。

K.T.私なりに【みんなに「やさしい」を届けよう。】の最終形は「お客様にデリア食品のファンになってもらう」ということだと考えています。例えるならJリーグやプロ野球は、その街にそのチームがあるだけで地域が活性化しています。デリア食品もそういう会社になっていくことがめざす姿なのかなと思います。
Y.N.美味しいということ、そして体に良いということが「やさしい」につながると思うので、そういう部分で社会全体を支えて行けるようなメーカーになっていきたいです。
たぶんこれはみんなが賛同してくれると思うのですが、デリア食品の良いところを1つあげるとしたら「人が良い」というところなのではないかと。「この仲間のためになら頑張れる」や「一緒に働いているメンバーのために仕事を全うできる」という社内の人の良さが、会社のイメージそのままにつながって行けばいいですよね。
K.I.それはすごく分かります! 私もデリア食品は「人のつながりを大事にしている会社だな」とすごく感じるので。

K.T.人が良いって部分はまさにデリア食品の良さだなと思います! 先輩たちが仕事面だけでなく、プライベートな部分でもサポートしてくれて、そういうところはすごく感謝しているところです。自分も後輩に対してそうありたいと思います。社内研修で北海道の産地見学に行ったとき、他の事業所の初めてお会いする方でも、みんな接しやすくて、一回会ったことがあるような親近感がありました。
R.N.私も同感です! みんなが言ったのと同じになってしまいますが、縦のつながりも横のつながりも強いんですよね。私自身困ったことがあっても気負わずに相談できる環境が整っていますし、他の事業所の情報は遠慮なく同期に聞くこともできる。そういうところって本当に人の良さなんだろうなって思います。
――では最後に、50周年を迎えたデリア食品、これからこの会社をどのようにしていきたいですか?
Y.N.50年の長い歴史があり、まだまだ発展し続けるのだと思いますが、今のこの世の中の流れでいくと、もっと一人ひとりに合ったものが求められる世の中になっていくと思うんです。それを実現していける会社にしていきたいなと思うのと同時に、私自身、関わる方々一人ずつにしっかりと向き合っていきたいですね。
K.T.個人としては先輩たちにしてもらったことを後輩にもできるように成長していきたいです。会社としては、それぞれの地域に根差して、地域の方から愛される会社というのが理想だと思います。例えば小学校に行き食育をするとか、そういった活動を行うことで、小さいうちから「デリア食品に入りたいな」という人たちが増えて行けばいいですね。
K.I.今、北海道から九州までグループ生産会社があり、それぞれ成り立ちがいろいろと違う部分もありますが、その違いが強みでもあると感じます。それぞれの地域の良さを大事にしつつ、商品ブランドは全国で統一し、同じ品質のものを展開していけるようになれば面白くなるのではないでしょうか。
R.N.私は、近い目標としては、「先輩のようになりたい」と思っています。早急な対応や判断でその後の段取りを的確に組むということが、本当に先輩たちはすごいです。それに比べると私はまだまだ未熟だなと感じます。
そして、この先の目標は、「三方良し」を会社として実現していくことです。
自分がその中で何ができるかは明確になっていませんが、今日話を聞いて、同期がすごく頼もしいと感じました。これからも同期ともども頑張っていきたいです!
