Commitment to Make Potato Saladじゃがいも産地へのこだわり

デリア食品は創業1975年からポテトサラダを多くのお客様に届けてきました。ポテトサラダのメインとなるじゃがいもの産地を取り巻く環境も年々変わる中で、じゃがいもの安定調達のためにポテトサラダに適したじゃがいも品種の作付拡大に働きかけ、これからの日本の子どもたちがずっと美味しいポテトサラダを食べられるよう取り組んでいます。

日本で生産されるじゃがいもの8割は北海道で生産されていますが、収穫量が年々減少傾向にあります。より美味しいポテトサラダへのこだわりを考慮しつつ、安定的にじゃがいもを作り続けていただくために、 デリア食品は「じゃがいもを育てる」活動を北海道の生産者と協働しながら、一つひとつの課題と向き合っています。

生産者の栽培しやすさという課題解決への貢献においては、じゃがいもを責任をもって使う実需者側として、おいしいポテトサラダへの適性を評価しています。「ばれいしょ加工適性研究会」というコミュニケーションの場で、生産者や新しい品種を育てている育種機関とともにベクトルを揃えながら、最終的にお客様に喜んでもらう品種を効率的に新品種を生み出すサポートをしています。

また、現在北海道のじゃがいも産地に取り巻く最大の問題は、じゃがいもに寄生するジャガイモシストセンチュウ(学名:Globodera rostochiensis)の発生です。この虫が発生すると収量が大きく低下したり、非常に長期間土壌に残存し持続的な栽培が不可能な土地になったりします。この重大な課題解決への貢献においては、じゃがいもの生育に悪影響のあるジャガイモシストセンチュウへの抵抗性をもつじゃがいも品種の使用割合の向上を目指しています。

デリア食品は、栽培のしやすい品種やジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つ品種を生産者と一緒に育てていくことで、持続的な産地形成の維持が可能と考え、引き続きこれらの活動に貢献していきます。

コラムジャガイモシストセンチュウ抵抗性新品種のご紹介

じゃがいも界の期待の新星 「ゆめいころ」

抵抗性品種を生産することでジャガイモシストセンチュウ(学名:Globodera rostochiensis)による土壌感染拡大を抑え、産地の回復につながります。

そんな中、ジャガイモシストセンチュウへの抵抗性があり、2025年秋ごろより売り場に並ぶ機会が増えてくる期待の品種が登場します。それが、「ゆめいころ」です。あっさりした風味としっとりした食感で、ポテトサラダはもちろん、色々な料理でおいしく使えます!

みなさまに食べていただけることが、日本のじゃがいもの明るい将来にもつながります。ぜひ名前を覚えて、売り場で見かけたら食べてみてください!

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