試作から生産まで、商品が生まれる工程に関わります

惣菜の商品開発を行っています。サラダ・和惣菜の2チームに分かれており、私は和惣菜チームで煮物や和え物、レンジアップ商品の開発に携わっています。 具体的な業務としては、サンプル作成（営業の方が商談に持っていくサンプルです）、新商品の試作（原価計算・調理をし、出来上がったものは先輩や営業の方に確認してもらいます）、書類作成（栄養計算、表示作成、現場での盛付けの際に使用する資料等）、新商品生産時の立会い（新商品がスタートする時には開発課の者が現場での生産・盛付けに立会い、現場で問題なく生産されていることを確認します）などがあります。まったく新しい商品を作ることもあれば、既に生産している商品を改良することもあります。営業の方と会話し、商品を決めていきます。お客様のニーズに沿った商品開発を行います。

納得のいくまで味を追求し続ける大切さ

以前、新商品（お浸し）の確認を行った際、味が薄いと感じたにも関わらず、先輩方への報告が遅くなってしまい、現場の方に作り直してもらったことがありました。お浸しなので漬け込みの時間も必要で、出荷時間ぎりぎりの生産になってしまい、開発課の先輩方、現場の方に迷惑をかけてしまいました。出荷が間に合わなければ、物流・営業・取引先・お客様に迷惑をかけることになってしまいます。お客様においしい商品をお届けするために、少しでもおかしいと思うことがあれば、すぐに周りの人に報告することが大切であると学びました。
他には、同業他社の卯の花からの切り替えを目指し、これまでに無いほど卯の花を作ったこともあります。試作をし、確認していただき、改良を繰り返しました。結果、他社からの切り替えはできませんでしたが、納得のいく商品ができるまで作りこむ大切さや、卯の花（煮物）の特徴等を学ぶことができました。今後も様々な料理の特徴や開発のノウハウを学んでいきたいと思いました。

今後の課題

自信をもって商品開発を進めることができるようになりたいです。今は先輩方にたくさん頼っていますが、なるべく自分で進められるように、味づくりももちろんですが、新規原料を使う際のやり取りなど、抜け・漏れのないよう確実に行うことができるようになりたいと思っています。味を確認する際も、先輩方がどういった点を意識しているかを参考にして、自分も有益な意見を発信することができるようにしたいです。
また、商品開発を行うにあたって様々なアプローチができるよう、常に市場の状況にアンテナを向けることを意識し続けたいです。どういった商品が需要があるのかを知ることは、商品開発に役立つと思います。調理方法や食材の組み合わせなども市場から学び、商品開発に生かしていきたいです。最後に、現場のことを常に意識したいです。試作で良いものができても、現場で再現できなければ商品として売ることはできません。現場の状況を学び、また、現場の方とコミュニケーションをとって商品開発を行いたいです。そして、自信をもって商品を出せるようになりたいです。

私がデリア食品を志望した理由

一つ目は、食品メーカーだからです。生活に身近な食品を通して多くの人々の役に立ちたいと考え、食品メーカーを中心に就職活動をしていました。その中で惣菜業界は伸びている分野であると知り、多くの人々に求められている惣菜業界で自分もその一員として働きたいと思いました。さらに全国各地、地域に合わせた商品を、生販一体の考えのもと作っていることも魅力的でした。地域の嗜好に合わせた商品を作ることで、お客様に満足していただける商品を作ることができると思いました。
二つ目は、会社の雰囲気が自分に合っていると思ったからです。面接ではありのままの自分を見てくれていると感じました。また先輩社員との座談会では、意欲的に仕事内容などを話してくださり、自分もデリア食品の先輩方と一緒に仕事をし、成長していきたいと思いました。風通しの良さも感じることができ、色々な方と関わりながら、自分の意見も発信し、やりがいをもって仕事ができると思いました。

学生の皆さんへ

就職活動は、これまでで一番自分について考える時だと思います。私は「自分がやりたいこと」「自分が頑張ることができて成長できる環境」を考え、就職活動を行っていました。その中で出会ったのがデリア食品であり、現在お仕事をさせていただいています。身近な食品業界であること、そして、面接や先輩社員の方との座談会等を通して、入社したいと思うようになりました。就職活動では辛いこともたくさんあると思います。一人で抱え込まず、周囲に頼ることで解決の糸口が見えてくることもあると思います。色々な考え方があると思いますが、自分自身に向き合い、自分に素直に就職活動を行うことが大切だと思います。頑張ってください！